本紙第1633 号(平成18年4月6日掲載)

衝突後のZ原付自転車が向かってきて腰痛から7級PTSD罹患は強烈な外傷体験否認し14級外傷性神経症と認めた

和歌山地裁 平成18年1月12日判決(確定)
事件番号 平成16年(ワ)第238号 損害賠償請求事件


事実の要旨
@ 自転車から降り信号待ち待機中、右折Y乗用車と直進Z原付自転車が衝突し、Z車が60歳女子の原告に向かってきたため、腰部捻挫等からPTSDを発症(7級)とで併合5級後遺障害を残したとする事案につき、Z車との衝突にかかわらず「強烈な外傷体験」には当たらず、原告の日記からも回避も認められず「原告がPTSDに罹患しているとは認め難い」とした。
A 一人暮らしの高齢者の原告に対する被告ら、保険会社の対応等から「外傷性神経症と捉え、後遺障害等級14級10号に該当する」と認定した。
B 症状固定までの745日間「付添介護が必要であった」と日額3,000円で認めた。

※ 判決文章等の詳しい内容は、本紙掲載号をご参照下さい。